GDP成長は市場予想以下、景気回復が弱いワケ

10~12月期年率2.2%、暦年ではゼロ成長に

2014年暦年の成長率はゼロ%にとどまった(写真は14年11月18日、日本雑誌協会代表撮影)

2014年10~12月期の実質GDP(国内総生産)の前期比はプラス0.6%、年率換算でプラス2.2%となった。3四半期ぶりでプラスに転換したものの民間エコノミストのコンセンサス予想である年率プラス3.8%は大幅に下回った。

消費増税前の駆け込み需要の反動減の影響を大きく受けた14年4~6月期は前期比マイナス1.7%(年率6.7%)、反転回復が予想されていた7~9月がマイナス0.6%(同マイナス2.3%)と悪かったため、10~12月期の動向が注目されていた。

なお、2014年暦年の実質成長率は0.0%成長となった。1~3月期に消費増税前の駆け込み需要があり、その後は反動減に見舞われたが、年間ではまったく成長しなかったことになる。

増税と円安、消費者心理が冷え込む

需要項目別に見てみると、内需の回復が全般的に弱かった。

民間最終消費支出は前期比プラス0.3%で、市場予想の同0.7~0.8%増を下回った。消費増税前の駆け込み需要が大きかった住宅投資は、同マイナス1.2%だった。民間企業設備投資は同プラス0.1%に止まり、市場予想の同1.2~1.3%を大きく下回った。

一方、財貨・サービスの輸出は前期比プラス2.7%で市場予想の同2.5%を上回った。輸入も同1.3%増で、市場予想の1.0%を上回った。

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