「お見合い」番組に希望者が殺到するワケ 地方にあふれかえる"結婚難民"の切実

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テレビ史上でも珍しく「真剣なお見合い番組」として認知され、独身の参加希望者は毎回、増えているという(写真はTBSテレビ提供)

「地域活性化の起爆剤になる」

「ぜひ自分たちの地域でも開催してほしい!」

年4~5回の特番として放送されるテレビのバラエティー番組に、地方自治体からの出演オファーが殺到している。テーマは「結婚応援」、いわゆる「婚活」。今も十数カ所の自治体が当選を待ちわびている。TBSテレビ『ナイナイのお見合い大作戦』がそれだ。新潟県三条市を舞台として、2月18日(水)夜7時から放送される。

番組1回あたり2組のカップルがゴールイン

この特番は、嫁不足に悩む市町村に在住する独身男性20~30人と、「本気で結婚したい」全国の独身女性の数十人が1泊2日で集団お見合いを行い、その一部始終を放送する内容だ。“街ぐるみで行われる婚活“とも言えるその模様は「街コン」ならぬまさに「街婚」である。

司会がナインティナインとなってからは、2012年1月に鹿児島県沖永良部島を皮切りとしてこれまでに計24カ所で開催。成立したカップル数は370組に上り、実際に48組が2014年末までに結婚している。「1回あたり2組のカップルがお見合い結婚でゴールイン」している計算だ。

バラエティー番組ながら、テレビ史上でも珍しいほどに「真剣なお見合い番組」として認知されてきており、独身の参加希望者は毎回増えている。

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