日本人は、まだ「豪華客船」の楽しさを知らない

世界大手が、日本市場開拓に注力

「ダイヤモンド・プリンセス」は、2004年に三菱重工で建造された客船だ

豪華客船で世界各国を巡るクルージング旅行。日本ではまだまだ馴染みが薄く、「お金持ちの道楽」「年配の方が楽しむもの」というイメージがある。また船酔い、言葉の問題など、二の足を踏ませる要素も多い。クルージング文化がなく、その魅力を具体的に思い浮かべることができないのも、一般に普及しない大きな理由だろう。しかしこの状況は、今後、急激に変わっていくかもしれない。

拡大を続けてきたクルーズ文化

世界3大クルーズ会社のひとつに数えられるプリンセス・クルーズが、今年で50周年を迎えた。1970年代、飛行機による移動が一般的となり、客船業は衰退。代わりに芽生えたのがレジャーとしてのクルーズ文化だ。50周年の同社は業界でも最古参と言える。「プリンセス・パトリシア」という定員400名の小さな船1隻から、同社の歴史は始まった。

現在は世界最大のクルーズ船運航会社である、カーニバル・コーポレーションの傘下に位置し、超巨大客船「クラウン・プリンセス」(定員3082名)など18隻を運航している。プリンセス・クルーズが範囲とする寄港地はアラスカや南米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなど世界350カ所。毎年約170万人の利用客が船による旅を楽しんでいる。

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