これがアメリカの「軍事企業」トップ10だ

ボーイング以外にも多くの優良企業が上場

2012年沖縄に配備されたオスプレイ。米ボーイング社製だ(写真:LEON / Imasia)

「米国会社四季報」の誌面データを利用した企業ランキング。前回は、「意外!これが米アパレル売上高ランキングだ」が好評だったが、最終回の第6回目は上場している「軍事企業」を採り上げる。米国では、主力製品がパトリオットなどのミサイルだったり、最新鋭のステルス戦闘機だったりと、どっぷりの軍事企業が当たり前のように上場している。

ボーイングの売上高は10兆円超、オスプレイも開発

今回のランキングでは、そのような軍事企業のうち、売上高トップ10を並べた。

トップ10の企業はすべて売上高が1兆円を超える巨大軍事企業だ(ただし、全売上高が軍事関係というわけではない)。

1位のボーイングは、世界最大の航空機メーカーだ。年間の売上高は10兆円を超える。ボーイングというと太平洋戦争で活躍した大型爆撃機B29に代表される軍事発祥の会社だが、最近では民間航空機のイメージが強い。実際、世界を飛行する民間航空機の約75%が同社製と言われている。

だが、売上高ベースで見ると、今でも軍事部門が約40%程度を占めている。しかも、軍事部門での主力製品はどれも有名どころだ。

戦闘攻撃機のF/A-18E/Fスーパーホーネット、大型輸送用ヘリコプターのCH-47チヌーク、映画にもよく登場する攻撃ヘリコプターのAH-64アパッチ、航空自衛隊の主力戦闘機でもあるF-15イーグルなど、一度は聞いたことがある名前だろう。また、日本で何かと話題のチルトローター機「オスプレイ」も、子会社のボーイング・ロータークラフト・システムズがベル・ヘリコプターと共同開発したものだ。

2位のユナイテッド・テクノロジーズは、傘下に空調設備メーカー、エレベーター・エスカレーターメーカー、燃料電池メーカー、セキュリティ会社など、様々な業種の事業会社を持つコングロマリット。軍事向けの比率はそれほど高くないだが、保有する子会社は軍事関係での最大手企業が多い。航空機エンジン最大手のラット・アンド・ホイットニーや、UH-60 ブラックホーク、SH-60シーホークの製造で有名なヘリコプター大手のシコルスキー・エアクラフトあたりがその代表例だ。

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