「外資のカネ」だけじゃJリーグ活性化は困難 <動画>「ドングリの背比べ」を終わらせるには?

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夏野氏は、Jリーグがこれまでのやり方を変えるべきポイントの一つとして、チームの外国人枠の制限を挙げる。「おカネだけで解決できない問題も多い。結果、日本サッカーは世界的に見れば弱いわけで、これでは試合が面白くないし、お客さんも入らない」(夏野氏)。

日本にももっと競争原理を

外資マネー規制や外国人枠の問題は、サッカーの本場でもある欧州でも活発に議論されているテーマだ。そしていずれの課題についても、基本的には規制緩和の大きな方向性の中にあると言える。

「ドングリの背比べのような、20世紀型の考え方よりも、強いものが勝つ、弱いものが負ける、でも弱いものだっておカネをかければ勝てるようになるかもしれない、日本もそういうシステムでいいじゃないか」(夏野氏)。競争原理を働かせることで、Jリーグのチームをもっと強くしていってほしいと訴えた。

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夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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