津田大介氏「反響を恐れず全力で発信せよ」

SNSで気を使い過ぎる人たちへ

ジャーナリスト、メディア・アクティビストとして幅広く活動する津田大介氏は、若い世代からも大きな支持を集めている。その津田氏からは今の若者はどう見えるのか?前回記事に続き、若者研究家の原田曜平氏と津田氏の対談をお届けします。
※前編:津田大介氏「今の若者はゼロイチで考えすぎ」はこちら

ツイッターをいちばん使っているのは日本人?

原田:ラインの普及率はすさまじいものがありますが、それに次いで、ツイッターは若者の間では必須アイテムになりつつありますね。

津田:ツイッターは、アメリカのほうがユーザーは多いですけど、間違いなく日本人がいちばん使っていると思います。それは文字数の違いが大きいですね。世界共通で140字なんですが、たとえば、英語で「imformation」は11字ですよね。でも、日本語だと「情報」は2文字だから実質英語の3倍くらい内容を織り込めるのです。だから、結果的に豊かなやり取りができるメディアになった。

写真左より原田曜平氏、津田大介氏

原田:なるほど。ところが、最近、ツイッターに鍵をかける、つまり特定の人にしか見られない設定にしている若者が増えているんですよ。

あと、僕が実施した調査では、ここ数年でスマホが普及して、もともとケータイ依存度が高かった日本の若者のケータイ接触時間はさらに増えた。ところが、特にツイッターなどのソーシャルメディアは、自分では何も書き込まず、見る専門の人も増えている。

最近ではこうした人たちを「ROM専」(Read Only Member専門という意味)なんて言ったりもしますね。ネット上に何か書き込んだらさらされるかもしれない危険を感じたりして、自分の情報を出さずに閉じている子がすごく多いという、この状況をどう思いますか?

津田:炎上事件も多いので、怖いのでしょうね。それは今の時代ならではの自衛策だと思いますよ。大学生くらいだとネットがあるのが当たり前の世代だし、ネットでの発言が原因でたたかれるとわかっているから、極度に何かに固執するのをおそれているのでしょう。これに関しては、ずっとネットを自由に使ってきた身からすると、かわいそうだなと思います。

ただ、ツイッターに関していうと、信頼できる友達とだけやり取りしたいんだったらフェイスブックを使えば?と思いますね。ツイッターをそういう目的で使ってもいいけど、得られるものは少ないんじゃないかな。

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