三井物産のカギは「非資源」の強化 データ/利益の過半を資源事業が稼ぐ

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三大商社の一角をなす三井物産だが、最終利益では3番手だ。2020年3月期の利益は三菱商事と僅差で2位だった伊藤忠商事よりも1000億円以上低い(3915億円)。これは石油・ガス事業の複数のプロジェクトで計上した475億円の減損が響いた。

三井物産の利益構成をみると金属資源、エネルギーの資源関連事業で過半を稼ぎ出している。資源では鉄鋼石や原油、LNG(液化天然ガス)などが主力で、資源商社とも称される。

次ページ利益の過半を「非資源」が占める
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