維新の党、小沢鋭仁氏優遇の結末は?

山梨県の公認を巡って起こったドラマ

維新の党は小沢鋭仁氏を近畿ブロック単独1位に据えた(撮影:尾形文繁)

衆院選公示日の前日の12月1日、驚くべきニュースが報じられた。維新の党が小沢鋭仁同党幹事長代行を、近畿ブロック単独1位に据えたのだ。同党が11月21日に発表した第一次公認では、小沢氏は山梨1区から出馬する予定だった。

「野党共闘で、民主党に譲ったのか」

そんな声が聞こえたが、事実はそうではないようだ。それは小沢氏が11月29日に呟いたツイッターの文面でわかる。「旧3区への浸透が厳しい。本当に広いし、山あいの地区が多いので、移動に時間がかかる。知り合い、友人、どうか、ご紹介をお願いしたい」と、弱音を吐いているのだ。

山梨県内の衆院小選挙区は3つあったが、「0増5減」で2つに減らされた。そのため旧1区が拡大し、負担が増えたようだ。

だが選挙区が広くなった負担は、同区から出馬予定のどの候補も等しくかかってくる。実際には何があったのか。

「小沢さんは以前から山梨1区とともに、南関東ブロックの単独1位を望んでいました」

ある維新の党の議員は説明する。

「でも小沢さんだけ特別扱いすることには、他の議員が猛反対した。そこで近畿ブロックに移ってもらい、単独1位となったのです」

日本維新の会の結成以来、党に貢献している小沢氏を落選させられないと、党代表の橋下徹大阪市長らが考えたと伝えられている。だが比例区の1位は票を集めるための「党の顔」となる存在。果たして小沢氏は維新の党の顔になりうるのか。

「近畿ブロックの党の顔は代表の橋下さんと幹事長の松井(一郎大阪府知事)さんです」

前述の議員が断言する。それでは小沢氏は「ただ当選するだけの人」なのだろうか。

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