仕事の効率を上げる「PCスーツ」の正体 気になるコストパフォーマンスは?
9月に東証一部に上場したことで話題となったリクルート。そのグループ企業である「リクルートライフスタイル」が、社員用の仕事服として、「PCスーツ」を導入した。
仕事服といっても、昔ながらの事務服ではない。身に付けるだけで、デスクワークの疲れを軽減してくれる、という夢のようなスーツだ。PCスーツとは、スポーツメーカーのデサントが2013年春に販売した「SKINS・RY400」の通称。いったいどのようなものなのだろうか。
コンプレッションウエアを仕事服に
SKINSはランニング用のコンプレッションウエアのブランド。コンプレッションウエアとは、ランナーがパフォーマンスをアップするためにウエアの下に付ける長袖やタイツのこと。適度に体を締め付けて血流を促進し、筋肉にたまった疲労物質を速やかに心臓に戻してやる。特に「第2の心臓」とも呼ばれるほど、重要なポンプ機能を持つふくらはぎへの圧迫が決め手となる。これが、コンプレッションウエアによって疲れにくくなり、またパフォーマンスが向上する原理である。
PCスーツもこれと同じく、血流促進による疲労軽減の働きをする。ただ、じっとしているときに使うことが前提のため、締め付け具合はランニング用のものよりもゆるめに設計されている。
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