東大発!「世界最速2足歩行ロボット」の実力 <動画>「アキレス」はマラソン選手並みの速さ
日本の研究者が、2足歩行ロボットにアイセンサー・カメラを搭載することにより、ランニングマシンの上を走りながらも自身でバランスをとれるようにしようと試みている。
開発者によると、この新しいロボット「アキレス」は、このサイズのものとしては世界で最も速く走ることができる2足歩行ロボットだという。東京大学の研究者たちによって開発された高さ14センチのロボットは、時速最大4.2キロで走ることができる。
人間のサイズなら時速10~20キロ
チームリーダーである東京大学大学院情報理工学系研究科の石川正俊教授は次のように語る。「私たちは、人間のサイズに置き換えた場合に時速10~20キロ走ることができるロボットを作りました。これは普通にジョギングやマラソンをするときのスピードと同じであり、私たちの知る限りでは最速のロボットということになります。」
「アキレス」とは、ギリシャ神話の英雄を表す。このロボットの性能の鍵となっているのは、1秒間に600フレームの撮影機能を備えたアイセンサーと動作解析テクノロジーだ。石川教授は続ける。「私たちは機敏かつ正確に動くことできるロボットを作るために、高速に耐える目と高速のモーターを使用しました」。