30歳から「伸びる人」「伸びない人」の意外な違い がむしゃらに努力しなくても伸びる人の考え方

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(まんが:ただっち)

30歳から「伸びる人」になるためには、チャンスを味方にすることです。「チャンスなんて、偶然、やってくるものだし……」と、思われるかもしれませんが、自分の気持ち次第で、引き寄せることも可能なのです。

チャンスには、いくつかの特徴があります。まずは、チャンスは、それに相応しい資質がある人に、やってくるということ。たとえば、あなたがあるプロジェクトを任されたとしたら、それだけのことをやる能力があると思われたから。秘かに力をつけて、準備万端にして待っていると、不思議と30歳を転機に、それに相応しいチャンスが「これ、やってみる?」と舞い込んできます。

求めなければ、与えられない

次の特徴は、チャンスは動いている人のもとに、やってくるということ。「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門をたたけ、さらば開かれん」とは、有名な聖書の言葉。求めているから、それが与えられる。尋ねたり探したりするから、それが見つかる。門をたたく……つまり行動するから、それは実現する。与えられるのを待っているだけじゃなくて、自分から求めて動いていかなきゃ、だれもチャンスは与えてくれないのです。

もっと欲張ってもいいではありませんか。「やりたいことはやりたい」「欲しいものは欲しい」とまわりの人に願望を伝えて、動いていきましょう。きっと、それに関する情報や人が、次々に引き寄せられてくるはずです。

そして、3番目の特徴。チャンスは、あっという間に過ぎ去ってしまうということ。たとえば「この仕事、やってみる?」と言われたときに、「やる!」とすぐに飛び込んでいかなければ、待っていてはくれません。「力をつけていく」「求めて動く」日常を送りつつ、「これだ!と思ったら、即、飛び込む」。そんな人にチャンスの神様はほほえむのではないでしょうか。

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