ニューヨークダウ終値、334ドルもの大幅安に

世界経済への懸念、日本株も続落へ

 10月9日、米国株式市場は急落して終了した。世界経済の力強さに対する懸念が台頭したことで売りがかさみ、主要3指数は軒並み約2%下落したニューヨーク証券取引所で9月撮影(2014年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 9日の米国株式市場は急反落して終了した。世界経済が力強さに欠け、企業業績に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念から売りがかさみ、主要3指数は軒並み約2%下落。S&P総合500種は半年ぶりの大きな下げとなり8月7日以来の安値に沈んだ。

ダウ工業株30種<.DJI>は334.97ドル(1.97%)安の1万6659.25ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は90.25ポイント(2.02%)安の4378.34。

S&P総合500種<.SPX>は40.68ポイント(2.07%)安の1928.21。

この日は、再びドイツで弱い内容の経済指標が発表されたことや、セントルイス地区連銀のブラード総裁が連邦準備理事会(FRB)の利上げ開始時期について、市場と当局の見方の間にかい離があることについて懸念を示したことなどが株価を押し下げた。

原油価格の下落に伴ってS&Pエネルギー株指数<.SPNY>は3.7%安と2013年4月以来の大幅な値下がりを記録。ハリバートンは5.2%、エクソン・モービルとシェブロンはともに2.9%下げた。

グレン・マーフィー最高経営責任者(CEO)の退任を発表した衣料小売のギャップは12.5%安。

アルミのアルコアは四半期業績が予想を上回り、飲料のペプシコ は通年の利益見通しを引き上げたが、それぞれ4.2%、0.4%の下落となった。

ドイツでは今週に入って8月の鉱工業生産や製造業受注の大幅減が明らかになっていたが、さらに8月の輸出も2009年1月以来の大幅な落ち込みとなった。

デスティネーション・ウエルス・マネジメントのマイケル・ヨシカミ最高経営責任者(CEO)は「投資家は経済の先行き不透明感に注目している」と指摘した。

セントルイス地区連銀のブラード総裁が、市場ではより遅い時期に利上げが開始され、開始後の利上げペースもより緩やかになるとの見方が出ていると述べ、「市場の見方は誤っている」と発言したことも地合いを悪化させた。

8日には、よりハト派的なFRBの政策運営への期待が株高につながったが、こうした期待に基づく値上がりは帳消しになった。

投資家の不安心理の度合いを示すとされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX指数)は24%強上昇し、2月初め以来の高水準で引けた。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約82億株で、過去5営業日平均の72億7000万株を上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2726で上げ364(比率は7.49対1)、ナスダックが下げ2314で上げ387(5.98対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         16659.25(‐334.97)

前営業日終値    16994.22(+274.83)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4378.34(‐90.25)

前営業日終値    4468.59(+83.39)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1928.21(‐40.68)

前営業日終値    1968.89(+33.79)

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