保険料値上げで、家計がつぶされる 【短期集中連載】保険は今より6割安くできる!
火災保険の長期契約期間が短縮化、実質値上げに!
「火災保険 10年超廃止」「来秋契約分から実質値上げ」――。
こんな見出しが、9月15日付け日本経済新聞朝刊の一面に掲げられた。
ご覧になった方も多いと思うが、「また保険料が上がるのか」と、ため息をつかれたことだろう。損害保険会社各社は、来年(2015年)10月以降に引き受ける火災保険の契約期間を、現行の最長36年から、最長10年に改めることになった。
これがなぜ、「実質値上げ」につながるかというと、火災保険はなるべく長期で契約をして、保険料を一括で支払うほうが、1年ごとに契約更新した場合に比べて大幅に安くなるからだ。
そもそも火災保険は、「建物」と「家財」は別々に保険契約をする必要がある。そのうち建物の火災保険は、これまで最長36年分まとめて長期契約できるとされてきた。
一方で、家財の保険は建物とセットなら、同じく36年契約も可能だが、家財の保険だけなら最長で5年契約となる。保険の契約期間が長いほど、割引がきいて保険料は安くなる。もしも36年分の保険料をまとめて払ったら、1年契約の約25年分程度の保険料で済んでしまうのだ。
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