社会的責任を果たしている金融機関ランキング上位30--トップは東京海上ホールディングス

社会的責任を果たしている金融機関ランキング上位30--トップは東京海上ホールディングス

多数の人が利用し、身近な存在である金融機関は、CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的であることが多い。

ところが、東洋経済が毎年作成している「CSR企業ランキング」では、過去4回すべて金融機関はランキング対象外となっている。このランキングは財務評価を重要な評価ポイントと位置づけている。だが、金融機関は銀行、証券など業種による財務データの違いが大きく、全社共通の財務評価を作ることができずに除外してきた。
 
 当然のことながら、対象外だから金融機関がCSRに消極的ということではない。日本のCSR活動を牽引する先進的な金融機関も数多く存在する。

そこで、今回はCSR面で優れている金融機関を調べるために「CSR企業ランキング」から財務評価の得点を除いた雇用、環境、企業統治+社会性の3分野の合計得点で「社会的責任を果たしている金融機関ランキング」を作成した。

このランキングはあくまで「CSR企業ランキング」の部分的な情報を使ったテスト的な取り組みであるが、上位はCSR活動に積極的な金融機関であることは間違いない。
 
 対象業種は銀行、証券、保険、その他金融で78社が該当。今回はそのうち上位30社をご紹介する。

トップは総合得点262.0点で東京海上ホールディングスだった。内訳は雇用94.3点、環境78.7点、企業統治+社会性89.0点。総合得点262.0点は、一般事業会社を含む全1104社の中でも22位と30位以内に入っている唯一の金融機関となっている。

同社の特徴は環境得点が78.7点と高いこと。金融機関は製造業のように環境得点は高くなりにくい。ところが同社はCO2排出量を2012年度までに06年度実績比で6%削減する目標を掲げるなど、環境問題に積極的に取り組んでいる。こうした姿勢が金融機関としてトップクラスの得点につながり、総合得点アップに大きく貢献した。

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