スーツで一目瞭然、7つの「男の価値」 その着こなしは男を下げていないか
『The tailor makes the man.』ということわざがある。日本語では「馬子にも衣装」にあてはめられることが多いが、直訳では「仕立て屋が人をつくる」だ。
子供ではない“人”あるいは“男”として社会的な影響力を持とうとするとき、第一の武器は洋服なのである。誰と出会い、どう扱われるか。スーツの持つパワーは計り知れない。
スーツを着こなすための、7つのチェックポイント
■合わないスーツは男の価値を下げる
ダブついた肩口や、隙間の空いた襟元、胴体から浮いた大きなスーツは、体の貧弱さを浮き彫りにする。一言で言うなら「昭和のサラリーマン」あるは「いかにも吊るし」の風情だ。
逆もまた然り。スリムなスーツが流行ではあるが、小さすぎるジャケットの背中に横ジワを寄せ、パツパツのお尻をさらして歩く“イケメン”は滑稽でしかない。……滑稽はちょっと言い過ぎたかもしれないが、少なくともビジネスシーンで着るものではないということを、大人の男なら理解すべきである。
■背中のシワの罪深さ
体に合ったスーツは、男の背中はゆったりとたくましく見せる。しかし肩幅が余っているジャケットでは、背中に縦じわがよる。肩幅が足りない場合は横じわがよる。美しくない。寄っていいしわは、体の動きと自然に連動する美しいしわだけである。
■シャツが少し見える袖口
袖丈が長過ぎてシャツが隠れている人を良く見かけるが、これは野暮の代表格。理想は、腕を下に降ろしたときにシャツの袖が1cm程度出ている状態だ。既製服でも袖丈のお直し代は安くないが、そんなところをケチるくらいならTシャツで出歩けばよろしい。