意外! 運動会、社員旅行が離職率を抑える 面白いイベントを企画して盛り上がれ

✎ 1〜 ✎ 8 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
運動会の集合写真

 かくいうビズリーチは、たくさんのイベントを企画しています。2013年6月には、同じ時期に創業した、僕と同じ楽天イーグルス出身の岸田祐介社長が率いるスターフェスティバルと合同で運動会を行いました。やはり運動会は、競争があってこそ。大の大人が200人以上参加して皆が真剣勝負で盛り上がり、両社の参加者から「参加する前は、運動会?と思ったけれど、参加してみたら、童心に返れて楽しかった」などの感想を聞きました。

公式行事としては、半期に1度のキックオフ合宿をキャンプ場や温泉宿で行っています。会議室で期末の反省と次期の成長戦略について話し合った後、後半はバーベキューとキャンプファイヤー、一緒に温泉に入り、浴衣姿で盛り上がるなど、社員全員で楽しめるような仕掛けを考え、実行しています。

カレー対決

バーベキューでは、ただ楽しむだけではなく、チームでのコミュニケーションを促すためにチーム対抗で料理対決をします。1チーム当たり、部署横断10人で構成し、予算1万円以内、90分以内においしいカレーを20人分作り、全員で試食します。最もおいしかったカレーに投票して、上位チームが表彰されるというルールです。

たかがカレーのために、そんなことをするのか?と思われるかもしれませんが、これが面白いのです。「どうせやるなら勝ちたい」というのが人の心理。90分という制限時間内に、火を起こして、20人分の調理をすべて終了するのは大変なこと。どのチームも1カ月前から、ランチタイムなどに「カレー会議」を開き、どんなコンセプトで何カレーを作るか、どんな段取りで誰が何をするのかを話し合っていました。

次ページイベント企画は事業作りと似ている
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事