候補人材のリスト「タレントプール」を作ろう

産業革新機構の取り組みに学ぶ

産業革新機構で組織戦略室長を務める千葉大介さん(左)と戦略投資グループマネージングディレクターであり健康・医療チームリーダーの芦田耕一さん
応募者がやって来るのをじっと待つだけの「草食系採用」では優秀な人はやって来ない。この連載ではビズリーチ流の「肉食採用術」のすべてを公開する。ぜひ、あなたの会社も採用強者を目指していただきたい。

 

肉食採用の教え今すぐに仲間になるわけではないけれど、機会があったらぜひご一緒したい人材をリストアップし、追っていく。

競争力の向上に国を挙げて寄与する産業革新機構

採用活動において、経営者の頭の中を整理し、どういう人材を欲しているかを引き出したのち、それに見合う候補者たち(タレントプールにいる人材)から適切な人を口説いて採用に至らしめる……。これが、採用担当者、もしくは社内ヘッドハンターと呼ばれる人の役割です。

社内ヘッドハンターたちは自社における優秀な人材の採用に注力しますが、ベンチャーキャピタルなどの投資ファンドでも人材面の支援を行う機関はあります。このような投資ファンド機関の人材面の支援に関しては、投資企業それぞれに固有の事情や要件があって採用ニーズが異なるため、タレントプールを作ってそれぞれに見合った人を紹介していく必要があります。そのため、自社採用だけに注力する社内ヘッドハンターより広範囲なタレントプールを作る必要性があります。

今回は、政府系ファンドである産業革新機構を例に、「タレントプール」構築への取り組みをひも解いていきたいと思います。

そもそも産業革新機構というのは、「オープンイノベーションによる次世代の国富を担う産業を創出すべく、産業界との幅広い連携を通した投資活動等を行う」ために、2009年に設立された法人です。総額約2兆円の投資能力を有し、3,000億円の資本金のうち2,860億円が政府出資、140億円が民間の出資となっています。

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