10月1日付けでサントリーホールディングスのトップが交代する。
「早晩、新社長を抜擢したい」――5月15日、米蒸留酒大手ビーム社の買収完了を受けて行った会見で、サントリーホールディングスの佐治信忠社長はこう述べていた。それ以来、後任候補は誰なのか、多くのメディアが注目してきた。
社内から創業家以外の役員を抜てきするのか。もしくは子会社であり、同じ創業家出身であるサントリー食品インターナショナルの鳥井信宏社長に譲るのか。ところが、答えはまったく違っていた。6月下旬に明らかになった後継社長は、ローソンの新浪剛史会長だった。
新浪氏と親交のある夏野氏は、「新浪さんは、自分の意見をきちんと国際会議の場でも発言できる人。海外に打って出るサントリーには最適な人物ではないか」と評する。そして、「こうした人事は、今まで日本で欠けていたこと。どんどん行われるようになったほうがいい」と強調する。
この企画は週刊『夏野総研』とのコラボレーションにより運営しています。
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