インド株式時価総額、1.5兆ドル超に

新政権へ期待、アジア新興国では上海に次ぐ2位に

6月10日、インド総選挙でのナレンドラ・モディ氏の圧勝を好感した海外からの資本流入で、同国の株式時価総額が1兆5000億ドルを超えたことが明らかに。ボンベイ証券取引所で5月撮影(2014年 ロイター/Danish Siddiqui)

[ムンバイ 10日 ロイター] - 先月のインド総選挙でのナレンドラ・モディ氏の圧勝を好感した海外からの資本流入で、同国の株式時価総額が9日時点で1兆5000億ドルを超えたことが明らかになった。

雇用の創出と景気浮揚に向けた抜本的改革を公約に掲げたモディ氏は、自身が率いるインド人民党(BJP)を同国で30年ぶりとなる単独過半数獲得に導き、先月首相に就任した。

海外勢の強力な買いに支えられ、SENSEX指数(ムンバイ証券取引所に上場する30銘柄で構成)<.BSESN>とNSE指数(ナショナル証券取引所に上場する50銘柄で構成)<.NSEI>はともに、年初来の上昇率が20%強となっている。また、9日の取引では過去最高値をつけた。

海外投資家は年初から85億5000万ドルを買い越している。

トムソン・ロイター・データによると、9日の終値でナショナル証券取引所とムンバイ証券取引所の時価総額は1兆5200億ドルと、アジア新興国では上海に次いで2番目の規模となった。

ただ、ムンバイ証券取引所のデータによると、時価総額は2007年12月に記録した1兆8200億ドルのピークは依然下回っている。

プラメリカ・アセット・マネジメントの最高経営責任者(CEO)、Vijai Mantri氏は、「投資の絶好機で、今後7─10年続くとみられる長期の強気市場に入ったとわれわれは見込んでいる」と述べた。

「海外からの強力な資金流入だけでなく、国内の資金も市場に戻りつつあり、これが株式の上昇を支えるだろう」との見解を示した。

国営企業は上昇率で他を上回っており、CNX公共セクター事業指数<.CNXPSE>は5月15日以降で22.3%値上がりしている。このほか、内需関連株や金利敏感株が買われている。

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