アップルが見せた「打倒アンドロイド」の秘策

iOS8の最大の特徴は”オープン化”

新しいiOSの機能を説明するCraig Federighi氏(撮影:Bloomberg via Getty Images)
 ・・・・・iPod touchは1億台以上、iPadは2億台以上、iPhoneは5億台以上も売れた。しかし、もっと信じられないようなことが起きている。それは、過去1年で、はじめてアップルのデバイスを購入した人数は1億3000万人以上もいることだ。ほとんどの人はアンドロイドからスイッチしている。彼らはアンドロイドフォンを間違えて買ってしまった。彼らはよりよい経験、よりよい人生を求めてiOSへと移動してきた。
 iOS7ユーザーの97%が満足している。現在、iOSユーザーの89%の人が最新版のiOS7を使用している。それに対し、アンドロイドの場合は最新のkitkatを使用しているユーザーはわずか9%だけだ。「古代」ともいえる4年前のバージョンを使っている人が多い。
 しかもアンドロイドはモバイルにおけるマルウエアの中で99%のシェアを誇る。まったく安全とは言えないデバイスだ。なぜアップルはそうではないのか。それはわれわれが最善の努力をしているからだ・・・・・

 

マックOSXの最新版のプレゼンテーションが終わり、iOS最新版の紹介に移る際、ティム・クックCEOは、このようにライバルのグーグル「アンドロイドOS」を叩いて見せた。

もちろん世界的にみると、アンドロイドの優勢に変化はない。iOSが優勢な国は少なく、母国の米国であってもアンドロイドデバイスは強力なシェアを誇る。中国語対応に対して特別な配慮を基調講演内でも見せたが、しかし中国市場ではiOSの拡がりは見られない。スマートフォン市場が成熟し、利用者の裾野が広がっていくなかで、アップルは普及価格帯の製品へ対応する道を見つけることができずにいる。

日本も安泰ではない

主要キャリアがこぞってiPhoneを売りまくり過半の販売シェアを誇っている日本は、むしろ例外的な国だが、そこであっても今後が安泰なわけではない。一通りのLTE対応が済み、新たにキャリアアグリゲーション(複数の通信周波数帯を集めることで、通信帯域を拡大する方法。日本ではKDDIがすでに導入しており、今後拡がる予定)やLTE-Advancedなど新技術への移行期に入ってきた。アップルは地域ごとに事情が異なる通信環境への対応が後手になることが多い。通信キャリアと端末メーカーが協業しやすいアンドロイド端末の方が、今後は有利になる可能性がある。

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