日本経済の4番打者、輸出は復活できるか? アイフォーン、ユニクロ、メルセデス..輸入はいいけど

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さて、今週末は産経大阪杯。衆目の一致するところ、昨年の菊花賞馬エピファネイアとダービー馬キズナの一騎討ちであろう。春先に新鋭2強が激突するという楽しみなレースだ。

G1勝ちがない「あの6歳馬」から

筆者はエピファネイア乗りだ。ダービーでは武豊騎乗のキズナが半馬身差でエピファネイアを制したが、あのときは福永騎手に迷いがあった。ところが菊花賞を5馬身差で勝ったことで、人馬ともに覚醒した感がある。福永騎手は、先日のドバイデューティーフリーでも勝利し、「今年はジャスタウェイとエピファネイアに乗ったら負ける気がしない」と思っていることだろう。

同世代の牝馬で、G1をすでに3勝しているメイショウマンボも狙い目となろう。しかし牡馬との対決はこれが初めて。男勝りのジェンティルドンナほどではないと見て、これは消し。

以上3頭の4歳馬以外では、気になるのが6歳馬のショウナンマイティだ。G1勝ちがなく、前走の東京新聞杯では雪による再輸送が響いたか、10位に沈んで今回は人気薄。しかるに4歳牡馬2強の58キロに対し、56キロと斥量で恵まれた。何より産経大阪杯は2012年が1位、13年が2位(オルフェーヴルに半馬身差)と大得意なレースなのだ。パドックが良ければ懲りずにこちらから狙ってみたい。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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