オリックス生命、業界生え抜き社長の秘策とは?

死亡保障の強化に本腰、グループの中核めざす

「グループ内での期待が大きい」と語る片岡一則社長
元大蔵・財務官僚が3代にわたって続いたオリックス生命のトップに、生保業界のプロが初めて就任。終身保険など「第一分野」(死亡保障商品)の強化を最大のテーマに掲げ、新たなチャネル戦略を打ち出そうとしている。片岡一則社長に戦略の青写真を聞いた。

「オリックス生命には大きくなってほしい」

――オリックス生命にとって、片岡さんのような生命保険業界で長年活躍した経歴を持つ方のトップ就任は初めてです。どのようなミッションを持って社長に就任されましたか。

1月にオリックスグループの年始の会議があった。そこで親会社の井上亮・オリックス社長から名指しで「オリックス生命には大きくなってほしい」と言われた。それだけグループ内での期待が大きい。

これまではどちらかといえば医療保険などの「第三分野」商品の魅力を武器に成長してきた会社だったが、そこから一歩進めて死亡保障などの「第一分野」も伸ばしてほしいと、宮内義彦・オリックス会長兼グループCEOからミッションを与えられている。現在も「ファインセーブ」(定期保険)や「キープ」(収入保障保険)など第一分野の商品はそろっているが、第一分野の新契約高をしっかりと伸ばしていける会社にすることが私の責務だ。

――なぜ第一分野に注力するのですか。

死亡保障の市場は人口減少とともに縮小傾向にあるとはいえ、銀行や証券会社が参入できない生保にとっての独壇場だ。市場が縮小しているとはいえ規模は大きい。

次ページ第三分野は競争が厳しい
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。