第1回 感情と内臓の関係:肝

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皆さんは「チネイザン」、そして「陰陽五行」という言葉をご存知でしょうか? きっと、初めて耳にする方が多いと思います。
 チネイザンとは、古代中国のタオ(道教)に伝わる気功療法で、気内臓療法のことを指します。チ(気)ネイザン(内臓)です。
 その考えの大本になっているのが陰陽五行。この世の森羅万象が陰と陽という2つの性質を帯び、そして、木火土金水という5つの要素で成り立っているという考え方で、中国の春秋戦国時代に生まれました。

心身ともに充実した体質に

今から2500年以上前に生まれたこの思想を日常生活に取り入れることによって、私は劇的に人生を変えることができました。
 それまでは、いつも身体が重く感じられ、代謝も悪く、すぐに便秘になったり、身体のあちこちに不調を感じていました。
 チネイザンに出合ってからは、仕事ははかどる、健康状態も超良好、何を食べても太りませんし、朝はスッキリ起きられ、夜はぐっすり眠れる。そして、それまではどんな仕事に就いても満足感が得られず5回も転職を重ねていた私が、ついに天職に出逢い、30歳を機に独立を果たしました。

チネイザンというセラピーは、通常セラピストがクライアントに施す腹部のマッサージですが、私は自分で自分に出来るように改良に改良を重ねて、誰でも実行でき体質改善が可能になるセルフチネイザンを開発しました。
 チネイザンでは、内臓に感情が宿り、負の感情が過剰に蓄積した結果、不調が起こると考えられています。感情も食べ物と同じで、しっかりと消化されることが肝心なのです。

内臓をマッサージして、未消化の感情を浄化する。それが、何よりの健康的な生活の礎になります。
 ストレスがあると胃が痛くなる、緊張すると便秘する、下痢をする、これは、感情が直接臓器に影響を与えている何よりの証拠です。
 自分ではどうしようもないやりきれない感情も、お腹をマッサージするだけで、自然と癒されていくのです。
 皆さんも、自分でできる内臓マッサージを覚え、心身ともに充実した体質に生まれ変わってみませんか? 
 仕事もプライベートも、人生さえも変えてしまうこのマッサージを、6回にわたってご紹介していきたいと思います。

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