米国の高校生は政治の話ができないと会話に入れない
Tehu:今日は政治活動家の青木大和さんとぜひ対談したいということで、ボクが企画しました。
ヤマトと初めて会ったのは4カ月前で、すぐに意気投合して一緒にいろいろな活動を始めています。それも含めて、今日はたっぷりお話したいと思います。
現在、ヤマトは慶応大学1年生で、ボクの1年先輩になります(2014年4月に慶応大学に入学予定)。まずは「東洋経済オンライン」の読者の方々に自己紹介をしてもらえますか。
青木:はじめまして。青木大和と申します。「僕らの一歩が日本を変える。」という政治団体を高校3年生のときに立ち上げて、10代の政治関心の向上と政治参加の拡大を目指し、中立的に政治に関心を持ってもらえる場を提供したり、議論する場を全国的に展開しています。
──そういう活動をするようになったきっかけは何ですか。
青木:高校1年のとき、米国に1年間留学したのがきっかけです。2008年、ちょうど大統領選挙の時期で「オバマキャンペーン」を展開していました。選挙自体がパーティーのような感じで行われていて、周囲の高校生たちがツイッターやフェイスブックで動員されて、すごい盛り上がっていた。それを見て感動したんです。高校生でも政治の話ができるんだ!自分の意見を言っていいんだ!って。
日本にいる頃から政治に関心があって、12歳で政治家を志したのですが、周りに政治の話ができるヤツなんていませんでした。でも、米国ではむしろ政治の話ができないと会話に入れない。それで、日本に帰国してから「ぼく1(僕らの一歩が日本を変える。)」を設立しました。
すべては政治力。政治にモノ申さずしてどうすんの
Tehu:ボクとヤマトは考え方がすごく似てるんです。
──Tehu君はクリエーターですけど、なぜ政治に並々ならぬ関心があるのですか。「東洋経済オンライン」のコラムでも政治ネタが多いですが。
Tehu:やっぱり仕事を通して大人と付き合っていると、結局は政治力だってわかるんです。すべては政治力に帰着して、政治力のない人間は必ずどこかで挫折してしまう。それがわかっちゃったから、政治にモノ申さずしてどうすんのっていう話になる。
青木:そうだよね。
Tehu:今日は2人でそういう話をどんどんぶっ放していきたいんですけど、何から話そうか。最近の話題からいきましょうか。
青木:「デモをして果たして社会は変わるのか」はどう? オレはデモなんかしても社会は変わらないと思っています。
Tehu:ホント、意味のあるデモって何?
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