脱常識!江戸川区のすごい「学童保育」

「つまらない」「入れない」の常識を覆す

「日本」「東京」単位の情報は山ほどあっても、「区」や「市」レベルの情報はほとんどない。いったいどの街に住むべきなのか判断がつかない、という人も多いのではないか。
そこで、この連載では、話題の「区」や「市」を訪ね歩く。第一回目は、「学童保育」の常識を覆したと評判の、江戸川区に行ってきた。
江戸川区の「学童」は、親の仕事の有無を問わず、希望者全員が入れる

今、首都圏で待機児童問題と並んで深刻化しているのが「小学生の放課後」問題だ。共働き家庭は、学童保育施設に子どもを預かってもらうことが多いが、職員が少ない、内容が単調でつまらない、夏休み期間の対応が不十分――。さらに、希望者増で入れないという自治体も増え、親たちの悩みの種となっている。

それらの「解決のヒントになる」と、全国から注目を集めているのが江戸川区だ。同区の「すくすくスクール」は、子どもが放課後の時間を過ごす先進的なモデルとして、全国から視察が殺到している。

江戸川区方式は、ほかの自治体の学童クラブとどう違うのか? 多田正見区長に聞いた。

全国初!希望者「全入」の学童

――江戸川区は「子どもが多い街」として知られます。若い夫婦や1人の女性が産む子どもの数が多く、小学校の数も東京23区でトップです。そのため、子育て支援において、ほかの区にはない、独特の取り組みが多数あると聞きました。

よくほかの自治体などから視察に来ていただくのは、「すくすくスクール」ですね。現在、江戸川区には3万6000人の小学生がいますが、そのうちの7割弱、2万4000人がスクールに登録しています。

いわゆる(共働き家庭の子どもを放課後に預かる)学童保育では、小学校3年生までが対象でしたが、「すくすくスクール」には年齢や人数の制限がありません。希望すれば、誰でも入ることができます。この方式は全国で初めてですね。

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