インターンシップ選考で厳しい人の5大特徴 その熱意、その自己PRでは、相手に響かない

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2.自己PRやガクチカに魅力が感じられない

エントリーシートや面接で必ず確認されるのが、前述した「自己PR」と「ガクチカ」だ。その内容に魅力が感じられなければ、インターンシップの選考を突破することは難しい。

注意したいのは自己PRで、「リーダーシップ」「協調性」「コミュニケーション能力」などのPRポイントを紹介する際、必ずそれを裏付ける情報を盛り込んでいくこと。ガクチカを伝える際も、単なる事実の羅列ではなく、「なぜその取り組みをしているのか」「どのようにがんばったのか」など、「Why」と「How」を整理して伝えることが重要だ。

なぜなら、「なぜ?」や「どのように?」の部分にこそ、人柄や人物像が表れてくるからだ。企業は、インターンシップ応募者がどんな魅力や個性を持った人なのか、どんなふうに考えて行動する人なのか、どんな価値観を持っているのか、などを確認したいと考えている。ぜひ、自己分析を充分に行い、自分の魅力やPRポイントを的確に表現してほしい。

業界や企業、職種内容を理解しておくこと

3. 志望動機に説得力がない

自己PRやガクチカと並んで、インターンシップの選考で必ず確認されるのが「志望動機」だ。自己PRやガクチカは、自己理解、つまり自分のことをしっかり掘り下げれば材料は見つかるが、志望動機に関しては、「相手の理解」、つまり業界のことや企業のこと、そして職種内容について理解していなければ、説得力ある説明は難しい。

「なぜこのプログラムに興味を持ったのか?」「この企業に注目するのはなぜか?」「このインターンシップでいったい何を学ぼうとするのか?」など、プログラムに参加したい理由を筋道立てて表現できるように、準備しなければならない。

また、理系学生向けのプログラムでは、専門知識やスキルが必要となるケースもある。その際は、自分の専攻テーマや研究内容と、インターンシップのプログラム内容との関連性を確認する。「どんな課題意識をもって取り組むのか」「そのプログラムで求められる専門性やスキルを備えているのか」、そして「その体験を学業や研究活動にどう生かすのか」を伝える必要があるだろう。

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