ユニクロが導入決定、米スクエアの魅力は? 日本でも広がるモバイル決済革命
ついに小売り大手が導入に動いた。ユニクロは4日、米スクエアのモバイル決済端末を店舗で導入すると発表した。まずは、11日から東京・銀座店の12階に開設する「ウルトラライトダウン スペシャルストア」で利用を始める。
スクエアのサービスは、専用の小型機器をスマホやタブレット端末に差し込んで専用アプリを立ち上げると、スマホなどでクレジットカードの決済ができるというものだ。同社は2009年に米国でサービスを開始。北米で個人事業主や中小企業を中心に420万の顧客を抱える。
日本では三井住友カードと提携し、今年5月に上陸した。大手小売りチェーンによる利用はユニクロが初めてだ。小売業界では大手コンビニチェーンのローソンも導入すると取りざたされている。
創業者のジャック・ドーシーCEOは、最近上場を申請して話題となっているツイッターの共同創業者としても知られる。(関連記事「ツイッター上場申請で稼ぎ具合が”丸裸”」)
レジ待ちの時間を短縮
ユニクロは、スクエアの端末を装着したiPadを持つ担当者が「レジ係」としてフロア内を回ることを想定。来店客は店舗にある商品の詳細情報を担当者のiPadで確認できるほか、その場で決済することも可能になる。これにより、来店客が列に並ぶ時間が短くなるなど、決済までの時間が短くなる。またスクエアの場合、決済手数料が3.25%と、通常のPOS端末を使った決済より低いという利点もある。
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