活断層「シロ」でも苦しい関西電力の台所事情

大飯、高浜の再稼働時期は依然として見通せず

(写真:ロイター/アフロ)

「活断層ではない」──原子力規制委員会の有識者会合は9月2日、関西電力の大飯原子力発電所敷地内の破砕帯について、そう結論づけた。活断層の疑いが指摘されてから1年余り。大飯発電所の「活断層問題」は、ようやく収束へ向かおうとしている。

しかし、一度狂ってしまった時計の針をあるべき位置に直すのは、そう簡単ではない。

国内の原発で唯一稼働してきた大飯原発は、定期検査のために3号機が9月2日に運転を停止。4号機も同15日に停止する。関電は今年5月から実施した料金値上げの申請において、大飯3号機は11月の定期検査終了後、すぐに再稼働するものと想定している。また、停止中の高浜原発3、4号機も、7月からの再稼働を料金算定の前提として織り込んでいた。

次ページ早期再稼働シナリオに狂い
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
JR九州“脱鉄道”の成算

今年、上場を果たしたJR九州。豪華寝台列車「ななつ星in九州」は話題になった。しかし、人口減少などもあって鉄道事業の先行きは暗い。成長は非鉄道事業の成否に懸かっている。