子供を欲しがる友人に共感できない深刻理由 愛された記憶が無いから愛せる自信がない
私には、12歳のとき、一度私を捨てた母がいます。スナックのママをしていた母もまた、これから紹介する作品の中の「お父さん」と同様に酒を飲み、夜中に帰ってきては寝ている私を起こし、意味不明のことを言う”話が通じない化け物”でした。
私も母が大嫌いで、けど大好きで、母のことを想っては様々な感情が溢れ出して、今でも夜たまに泣いたりして。他人にはわからないかもしれない、親子の関係がそこにはあるのだと思います。
そんな私だからかもしれないけれど、読んでる最中苦しくて泣いて、最後のページで泣き止んだ一作を紹介します。
アル中の父と、宗教を信仰する母
【あらすじ】この作品『酔うと化け物になる父がつらい』は作者:菊池真理子さんのノンフィクションエッセイです。アル中の父と、宗教を信仰する母、3つ下の妹。幼少時代から現在に渡り、作者が父と向き合ってきた人生が描かれています。
第一話は作者の幼少時代~中学生になるまでのお話。冒頭1ページはこちらです。
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