「インバウンド不倫」にハマる39歳女性の論理 なぜ火遊びの相手に外国人観光客を選ぶのか

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新宿ゴールデン街の様子。ここが正美さんの主戦場だ(写真:sunny/PIXTA)

新宿の花園神社付近にあるゴールデン街は、1958年に売春防止法が施行されるまで私娼が多い青線地帯だった。それが2009年には「ミシュラン観光ガイド」の2つ星を獲得し、観光スポットに変身。外国人旅行客が激増し、レトロな雰囲気で欧米の旅行客を中心に魅了し続けている。

「外国人はチャージを嫌うから、“NO CHARGE”と書いてあるお店を狙って1人で飲みに行きます。彼らがスマホで写真を撮ろうとしたときに“Take a picture?”と声をかけて距離を縮める。私はほとんど英語を話せませんが、今のところ、百戦百勝です。外国人男性と肉体関係を持つ魅力は、その国によって手順が全く異なることです。私が最初に関係を持ったスイス人警察官は金髪碧眼の美青年だったのですが、下の毛もブロンドだったので驚きましたよ」

18カ国以上の男性と経験を持つ

正美さんは迫力がある容姿をしている。身長は170センチを超え、沖縄県の獅子を模した魔除けのお守り・シーサーを思わせる容姿はチャーミングだが日本人男性にモテるかというと、疑問が残る。

「私を見ると、普通の男はビビると思いますよ(笑)。ウチの夫は身長コンプレックスがあるから、背が高い女性が好きだとプロポーズしてくれました。でも、周囲の日本人男性を見ると、控えめで小柄で若くてかわいらしい女の子が好きですよね。ですから私は圏外にされていました。でも外国人は違います。大きくて強そうな女性が好きなドイツ人やオーストラリア人、来るもの拒まずのフランス人やスペイン人。あくまで私の主観ですが、遊び相手は選び放題です」

今までに18カ国以上の男性と経験を持ったという正美さん。ゴールデン街以外にも遠征しているという。「外国人旅行客が集う恵比寿や六本木のバーにも行き、そこでも関係を持ったのですが、あまりピンと来ませんでした。私はやはり日本的情感を解する外国人が多いゴールデン街が主戦場だと感じます」。

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