サウジアラビアが「女性の運転」を解禁へ

サルマン国王が国王命令を発布

 9月26日、サウジアラビアのサルマン国王は、女性の自動車運転を認めるよう指示する国王命令を発布した。2013年10月撮影(2017年 ロイター/FAISAL AL NASSER)

[リヤド/ワシントン 26日 ロイター] - サウジアラビアのサルマン国王は26日、女性の自動車運転を認めるよう指示する国王命令を発布した。サウジは女性の運転が禁止されている世界で唯一の国だった。

政府は近年、職場を中心に女性の社会的役割拡大を目指して政策を打ち出しているが、女性の運転禁止は長らくサウジの国際的なイメージダウンにつながっていた。

国営サウジ通信(SPA)によると、国王命令を受けて閣僚による機関を設置し、来年6月24日までに運転を解禁する。同時に、解禁に当たっては「イスラム法(シャリア)上必要な基準を適用・順守する」よう規定している。

すでに、国内最大の聖職者団体が命令の妥当性を承認しているという。

米国務省、「正しい方向への大きな一歩」と評価

この決定を受け、米国務省は「正しい方向への大きな一歩」と評価するコメントを発表。サウジの女性活動家はツイッターで「(サウジは)女性の運転を認める地球最後の国となった」と喜びを表した。

一方で反対の声も上がっており、王室と縁の深い一部聖職者は、政府が「シャリアの条項をゆがめた」とツイート。別のユーザーは「私の記憶では、シャリア学者は女性の運転は禁止されていると言っていたはずだが、どういう訳で突然許可されたのだろう」と投稿した。

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