フェリーは豪華クルーズ列車より安くて広い

「四季島」のひのき風呂よりゆったりの浴場も

上野―青森間で運行されていた寝台特急「あけぼの」。数年前に廃止された(写真:F4UZR / PIXTA)

こんなとき、東京と秋田、青森を結んでいた寝台特急「あけぼの」が残っていれば……と思う。運行時刻は「ドリーム秋田・横浜号」とほぼ同じ。寝台車だけで構成されているから、体を横にして寝られる。

運賃・料金はB寝台の利用で「こまち」とほぼ同額だったが、追加の宿泊費は不要。寝具類のサービスを省略して普通車指定席扱いにした「ゴロンとシート」なら、さらに安い。しかし、「あけぼの」は2014年3月のダイヤ改正で定期運行を終了。臨時運行も2015年1月に終了してしまった。

そこで思いついたのが、フェリーを利用することだった。

乗船までのアクセスはやや手間が

まず8月2日夕方の18時58分、上野駅(東京都台東区)から上越新幹線「Maxとき341号」に乗車。終点の新潟駅(21時03分着)から新潟港のフェリーターミナル近くまでバスで移動し、23時05分出港の新日本海フェリー「ゆうかり」に乗船した。

「ゆうかり」は北海道の苫小牧行きだが、途中で秋田に立ち寄る。秋田港には翌3日の早朝5時40分に到着。フェリーターミナルの外に出ると、目の前には鉄道コンテナが積み重ねられた、秋田港駅の姿があった。用事はまだ2時間も先だが、間に合ったことは確か。フェリーターミナル内の喫茶店で朝食を取るなどして時間を潰した。

東京の出発時刻は、かつての「あけぼの」や夜行バスに比べ2~3時間早く、通常の仕事を早めに切り上げるしかなかった。運賃・料金も、上野駅から秋田港までの合計で約1万5000円。夜行バスとの比較ではもちろんのこと、「あけぼの」の「ゴロンとシート」よりも少し高い。乗り換えも多く、駅から港までのアクセスに手間と時間がかかった。

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