将軍・徳川家斉が「53人も子供を作った」ワケ

「男子26人、女子27人」はスゴすぎです…

徳川家斉の子どもの数はなんと53人(写真:makomak / PIXTA)
江戸後期の将軍、徳川家斉(いえなり)は「無類の子だくさん」として知られている。その数、男女合わせてなんと53人。長い日本の歴史を通して見ても、稀有な存在だ。
彼がそこまでして子どもを欲した理由は何か、そしてその強靭な体力を維持できた秘密とは?
「日本史を学び直すための最良の書」として、作家の佐藤優氏の座右の書である「伝説の学習参考書」が、全面改訂を経て『いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編』『いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編』として生まれ変わり、現在、累計20万部のベストセラーになっている。
本記事では、同書の監修を担当し、東邦大学付属東邦中高等学校で長年教鞭をとってきた歴史家の山岸良二氏が、「徳川家斉」を解説する。

現代日本の少子化をあざ笑う“上様”

『いっきに学び直す日本史』は「教養編」「実用編」合わせて20万部のベストセラーになっている(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

現代の日本は、少子高齢化・人口減少社会といった多くの深刻な問題を抱えています。

厚生労働省の平成28(2016)年人口動態統計の年間推計によれば、戦後の第1次ベビーブーム期には「4.3」を超えていた合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むと見込まれる子どもの数)は、2015年にはわずか「1.45」になっています。

そんな現代の社会問題をあざ笑うかのように、今から200年前の「化政文化」といわれた江戸文化の爛熟期にあった日本に、なんと53人もの子どもをつくった“本物のビッグダティ”が存在しました。

その人物こそ、誰あろう江戸幕府第11代将軍「徳川家斉」です。

今回は、彼がなぜそんな「快挙」を成し遂げられたのか、その背景と気になる強壮の秘訣について解説します。

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