加熱式たばこ「グロー」、遂に10月2日全国販売 次世代たばこの座めぐり、「アイコス」と激突

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 8月24日、英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコの日本法人は、加熱式たばこ「glo(グロー)」の全国販売を10月2日に開始すると発表した。写真はglo本体に専用タバコを差す様子。昨年11月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 24日 ロイター] - 英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>の日本法人は24日、加熱式たばこ「glo(グロー)」の全国販売を10月2日に開始すると発表した。年内には、現在の3都市に加え、札幌、名古屋、広島、福岡の4都市に旗艦店をオープンする予定。

全国発売で、グローの取り扱い店舗は、現在の約1万3000店舗から約5万9000店舗に拡大する。また、現在3種あるスティックは、新たに1種のフレーバーを追加。先行販売していた宮城県内では、全国展開の4銘柄に加え、4銘柄の発売を開始する。

BATジャパン執行役員・マーケティング担当のピーター・シモンス副社長は会見で「グローはアイコスよりも成長スピードが速い」と述べ、追撃に自信を示した。そのうえで「将来的には、次世代たばこ分野でマーケットリーダーになる」と述べた。

「グロー」は、昨年12月に宮城県仙台市で発売を開始。今年7月3日からは、東京都、大阪府、宮城県全域に拡大している。

加熱式たばこ市場では、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)<PM.N>の「iQOS(アイコス)」が先行しており、すでに全国での販売を行っている。JT <2914.T>は今年6月下旬から東京での販売を開始、18年上期には全国販売を計画している。

(清水律子)

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