「女王陛下の新路線」用新車は何が新しいのか

吊り革は一部だけ、座席の座り心地は?

グッドメイズ駅へ進入する345系電車。最終的には9両編成での運行となるが、ホーム延伸工事が完了しておらず、7両の暫定編成で営業中だ(筆者撮影)

2018年12月の開業を目指し、急ピッチで建設が進むロンドンの新しい鉄道路線、エリザベス線。この新路線用として、現在ボンバルディア社で製造が続けられている最新車両345系電車が、6月22日よりロンドンのリバプールストリート駅―シェンフィールド駅の区間で1日1往復の暫定営業運転を開始した。

この区間は、エリザベス線都心部分開業後に同線の一部となる予定で、今回は一足先に沿線へのお披露目となった。この最新車両はどのような車両なのか、そして沿線住民の期待はいかばかりか。実際に試乗してみた。

女王陛下の名を冠した新路線

この新車をご紹介する前に、まずはエリザベス線について簡単におさらいしておこう。

エリザベス線の名前は、日本でもニュースなどで耳にしたことがある人も多いのではないかと思う。同線は、もともとロンドン市内中心部に地下トンネルを建設して東西を結ぶ「クロスレール計画」としてスタートしたものだ。2016年2月23日、クロスレールの建設現場へエリザベス女王が視察へ訪れた際、エリザベス線と命名されることが正式に発表された。

同線は、市内西側のパディントン駅と東側のリバプールストリート駅で既存のナショナルレール路線に接続、西はヒースロー空港およびレディング、東はシェンフィールドおよびアビーウッドまでを直通運転する計画となっている。

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