集中力を下げる!ダメな行動「ワースト3」 「手のひらを3秒見つめる」ほうがずっといい

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3.自分の手を3秒見つめる

『今すぐ! 集中力をつくる技術――いつでもサクッと成果が出る50の行動』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

試験勉強に集中しなくてはならないのに、床のホコリが気になって掃除を始めてしまう――。このように、自分の作業以外のものが視覚に入るととたんに集中力をそがれるのは、ひとつのことに集中するのに疲れた脳が、ほかのものを探し始めるからです。

せっかく仕事に集中していたのに、机の上に積み上げられた資料や人の話し声など、別のものに意識が向かい始めてしまった……。そんなときは、自分の手を3秒、見つめてください。それだけで、散らかりそうになった意識が自分に戻ってきます。

自分の意識を自分でコントロールすること。これが集中への第一歩なのです。

コツさえわかれば、仕事も勉強も家事ももう疲れない

行動科学マネジメントの第一人者である石田淳さんとまとめた新刊『今すぐ! 集中力をつくる技術』の中でも紹介していますが、「行動科学セルフマネジメント」はいつでも誰でも、行動のコツを繰り返し実践していくだけでできるようになる手法です。この手法で集中するためのコツがわかるようになれば、短い時間で疲れることなく、すっきりと仕事をこなしていくことができます。ぜひ、活用してみてください。

冨山 真由 一般社団法人行動科学マネジメント研究所コンサルタント

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とみやま まゆ / Mayu Tomiyama

一般社団法人行動科学マネジメント研究所コンサルタント。株式会社ウィルPMインターナショナル行動科学マネジメント上席インストラクター。行動習慣コンサルタント(R)、行動定着コーチ(R)。

大学卒業後、教育医療機関を経て組織開発コンサルティングファームに就職し、戦略人事と法人営業の統括マネージャーを従事。現在、行動科学マネジメントを専門に公認上席インストラクターとして、企業にて管理職から若手社員まで幅広い層と職種を対象に、マネジメント研修に登壇をしている。企業社数は500社以上、受講者数は3万5千人以上。著書に、『シャキッ!つい怠ける自分を「科学的に」動かす方法』(すばる舎)などがある。

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