「集中力のない人」は他者とのつながりが弱い

独りで過ごさずに自分以外を頼って生きよう

取るに足らない要素だと片付けてしまってはいけません(写真:gladkov / PIXTA)
スマートフォン1つでいつでもどこでもメッセージのやりとりができ、SNSにアクセスさえすれば声を聞かなくても情報交換や雑談ができる。そんな現代において当たり前の便利さが、人間本来の「つながり」を薄れさせ、結果的に仕事や日常生活における生産性を低下させている――。『ハーバード集中力革命』の著者、ハーバード大学医学博士のエドワード・M・ハロウェル氏が警鐘を鳴らします。

 

私は20年以上にわたって集中力と生産性の研究を続けてきました。そこから明らかになった、私たちがパフォーマンスを高めるうえで欠かせない重要な要素が、“もう1つのビタミンC”です。

「できない人」が見落とし続けている大事な要素

人との肯定的な接触、すなわち「つながり」は、この世でもっとも強力な成長と健康と満足と喜びの源です。それほど強力であるにもかかわらず、「真面目さ」や「自制心」「精神修行」といった、日々の生産性をアップさせる(と、考えられている)ほかの原動力に比べると、何か感傷的なくだらないものとして見下げられ、取るに足りない要素と片づけられてしまっています。

しかし、日々のパフォーマンスのどんな原動力も、十分な「つながり」の力なくしてはほとんど発揮されません。

私はつながりのことを「ビタミン・コネクト(Vitamin Connect)」もしくは“もう1つのビタミンC”と呼んでいます。肯定的な関係をもつことは、ビタミンCの代表であるアスコルビン酸のように、人生に欠かせない要素です。ビタミンCがなければ、人間は壊血病にかかって死んでしまいます。同じように、ビタミン・コネクトが不足していると、人間は感情的にも身体的にも苦痛を覚えるのです。

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