仕事中の「5分間ほっつき歩き」の意外な効用

集中力が途切れる心配はなし

1時間ごとに5分ほどオフィス内を歩き回ってみる(写真:Graphs / PIXTA)

現代のオフィスワーカーにとって、デスクワークは宿命のようなもの。1日8〜9時間、デスクに向かったままという人も多いだろう

だが、最近の研究によると、1時間ごとに5分ほど立って歩き回ると、頭が軽くなり、やる気を持続しやすくなることがわかった。デスクから離れたからといって、集中力が途切れる心配はないし、お腹がすくほどの運動でもない。

この研究は、11月に国際行動栄養学・身体活動研究誌(IJBNPA)に発表されたもの。コロラド大学アンシュルツ医学センターと、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)ヒューマン・パフォーマンス研究所などの研究機関が共同で取り組んだ。

職場でできて仕事の邪魔にもならない運動とは

長時間ノンストップで座った姿勢を続けていると、心にも体にもよくないことは多くの研究で証明されつつある。足への血流が悪くなってアテローム性動脈硬化のリスクが高まるとされているし、糖尿病やうつ病、肥満のリスクも高まる。

このため近年、じっと座って仕事をする時間を減らすために、さまざまな試みがされてきた。立ったまま仕事ができるワークステーションや、トレッドミルにデスクを組み合わせたトレッドミルデスクも登場した。

とはいえ、トレッドミルなんて場所を取るし、コストもかかるから、多くのオフィスでは現実的な選択肢とはいえない。また、仕事中に本格的な運動をすると、どっと疲れが出て、不機嫌になったり、集中力が低下したり、空腹になったりするのではないかと懸念する声もある。

そこでコロラド大学やJ&Jの研究者らは、職場でできて、仕事の邪魔にもならない運動とはどういうものか調べることにした。

次ページ1時間おきの5分歩きで気分爽快
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1週間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
認知症薬の功罪<br>その飲み方は安全か

認知症患者は増加中。認知症薬は進行を遅らせる効果が期待できるが、副作用が深刻。薬漬けを招き、寝たきりも。生活の質を損なっては元も子もない。何のために薬を使用するのか。