「経常利益がケタ違いに伸びる」トップ100社 会社四季報最新号から今年度飛躍企業を予想

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
力強さに欠ける世界経済。そんな中にでも勝ち抜く成長企業とは(写真:アフロ)

『週刊東洋経済』6月17日号(12日発売)では、「勝ち抜く企業」を特集。上方修正が期待できる銘柄や下方修正リスクのある銘柄、低PERや低PBR、高配当利回りの銘柄など投資のヒントとなるようなランキングを掲載している。

このうち、特集で収載しきれなかった3期連続2ケタ増収増益ランキングを紹介する。6月16日(金)に発売される『会社四季報』(2017年3集夏号)の最新データから、前期、今期、来期の3期にわたって2ケタ以上増収増益になる見込みの成長企業を抽出。今期の経常増益率が大きい順にランキングを作成した。今期と来期の数値については、会社予想ではなく四季報の独自予想を使用している。

1~3位は2倍以上の成長が見込まれる

3期連続2ケタ増収増益の企業は規模が小さく、設立や上場まもない新興企業が多かった。1~3位は経常増益率が100%以上、つまり今期は前期から倍以上の成長が見込まれるという結果になった。

『週刊東洋経済』6月12日発売号(6月17日号)の特集は「勝ち抜く企業」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

1位のマイネットは2006年に設立、2015年上場と比較的新しい会社だ。スマートフォンゲームの再生・運営を手掛けている。買収によって運営するゲーム作品が増え、業績も一気に拡大する。2位は訪問販売を得意とするアイビー化粧品。美容液が好調なうえ新製品の投入が効き大きく伸びる予想だ。3位は電子書籍取次のメディアドゥ。ただし、買収の出版デジタル機構(2017年3月期の売上高約200億円、営業利益約10億円)が上乗せされ拡大する。

規模の大きい会社になればなるほど増収はもちろんのこと経常増益率2ケタ成長を続けるのは容易ではない。経常利益1000億円以上で唯一ランクインしたのが38位の半導体製造装置メーカー国内最大手の東京エレクトロン(今期経常利益2160億円)だ。半導体のフラッシュメモリの需要が増えていることで、製造装置もメモリメーカーなどからの受注が活況となっている。

経常利益100億円以上の規模では、71位にMonotaRo、75位にオープンハウス、76位にスタートトゥデイ、88位にエムスリー、90位にプレサンスコーポレーションが入った。

次ページまずは1~50位
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事