革靴の手入れ術は素材によってまったく違う

若手注目職人が説く「週末靴磨き」の奥義

靴育て研究家の明石優さんに、素材や色で変わるお手入れのテクニックをうかがう
オシャレは足もとから。手に入れたいい革靴を履きつぶしてしまうのは、極めてもったいない。靴磨きは身につけておいて損のない男のたしなみといえる。週末に念入りに磨き込む作業を趣味の域に高めてしまえば、きっと靴を育てる喜びを感じられることだろう。目指せ20年モノ!

 

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

靴磨きといえば、クリームを塗って、ワックスで磨いて……という基本のお作法を想像することだろう。しかし、シューズ専門店を覗いてみると、一般的な黒や茶の光沢のある牛革の靴ばかりではないことは、一目瞭然。そこで、素材や色で変わるお手入れのテクニックをご紹介しよう。

お話を伺ったのは、靴磨き職人として注目を集め、各地で靴磨きのテクニックをレクチャーする明石 優さんだ!

コードバンとカーフ、キップ…それぞれどう違う?

パッと見、光沢のある牛革…かな? と思いきや、実はけっこう種類があるものらしい。

「牛革でもっとも多いのが、生後半年以内の子牛の革を使ったカーフと、生後半年〜1年のキップです。また雰囲気の近いコードバンは、馬のお尻の希少な革。新品時の印象は近いのですが、シワの光沢の入り方が違います。繊維が入り組んでいる牛革に比べ、コードバンは繊維が縦に並んでいます。そのため裂けやすいほか、雨染みになりやすいので注意が必要ですね」

それらのお手入れは、いわゆる靴磨きの手法だとか。まず汚れを馬毛のブラシとシュークリーナーで落とす。そして乳化クリームを指でしっかりと塗り込み、豚毛のブラシで革の奥まで刷り込む。最後にワックスをネル生地の布に付け、ピカピカになるまで磨き上げるのだ。

「たとえばコードバン専用のクリームなどもありますが、一般的な牛革用のクリームで代用できますよ」

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