嫌われる人の「ウザい雑談」、よくある7大NG 「その話題?」「退屈すぎる」あなたは大丈夫?

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最後にもうひとつ、「嫌われる人の雑談」でよくあるのは、「自分の意見=世間一般の意見」や「自分の意見は正しい」と思い込み、相手にそれを押し付けるケースです。

「自分の意見=世間一般の意見」とは限らない

【7】「自分の意見」を押し付ける

いまは、お母さんも外で働く時代ですが、「母親が子どもを保育園に預けて働くのは反対」という意見を主張する方がいらっしゃいました。「子どもが小さいうちは仕事をしないで子育てに専念すべきだ」というのが持論のようです。

一昔前ならともかく、いまどきこのような考え方をする人は比較的少ないですよね。でもこの方は「みんなそうすべきだ」と、自分の意見をどんどん押し付けてくるのです。

どのような意見を持ってもそれぞれ個人の自由ですから、そのこと自体は問題ありません。ですが、「自分の意見」が「世間一般の意見」と必ずしも同じとは限らないことも十分に自覚しておくべきです。

そのため、「自分の意見」と「世間一般の意見」が大きくズレていないかを確認し、「自分の意見」を相手に押し付けていないか注意するクセをつけるのは大切だと思います。

【嫌われる雑談7大NG】
・そもそも「聞き方」がなっていない
・相手が話題を提供してくれるのを待っている
・「自分の話」ばかりをする
・何かにつけて、すぐ「自慢話」をする
・「間」を恐れて、「いきなりズレた話題」を持ち出す
・「興味がない様子」がありあり
・「自分の意見」を押し付ける

 

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「雑談」は大切なコミュニケーションのひとつです。話の内容よりも、むしろ「この人と話して楽しかったな」「また話したいな」と相手に思ってもらえることが重要だと思います。

雑談を上手にこなせれば、ビジネスの場でも好感度が上がること間違いなしです。ぜひ、みなさんも「聞く力」を磨いて「雑談の達人」になってくださいね。

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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