セブンドリーマーズが追加資金調達で描く道

洗濯物折りたたみ「ランドロイド」の次は?

洗濯物自動折りたたみ機「ランドロイド」と阪根信一社長。人間が単純作業から解放される日は近い?(撮影:梅谷秀司)
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが開発する世界初の全自動洗濯物折りたたみ機「ランドロイド」が注目を集めている。他にも「カーボン・ゴルフシャフト」や、睡眠時のいびきや無呼吸を緩和する鼻腔挿入デバイスである「ナステント」といったまったく異種の商品を持ち、一貫性がないようにも見える。しかし、そこには「世の中にないモノ」を作ることに対する徹底的なこだわりがある。
ベンチャーキャピタルからの評価も高い。2015年6月に約15億円、2016年11月に60億円と大型の資金調達を行ってきた同社は、2017年6月末にさらに追加の資金調達を行い、合計調達額は100億円に達する見通しだ。勢いに乗る阪根信一社長に、今後の展開について聞いた。

「選択と集中」をあえてしない理由

――セブンドリーマーズでは、「ランドロイド」だけでなく、「カーボンゴルフシャフト」「ナステント」と一見すると関連性のない商品を開発しています。プロダクトを一つに絞らない理由は?

我々はリアルイノベーションをやりたいと考えていて、扱う製品について「 世の中にないモノ 」「 人々の生活を豊かにするモノ 」「 技術的なハードルが高いモノ 」という、3つの厳しいクライテリア(基準)を持っています。この基準をクリアするテーマを選択して、分野を問わず挑戦するわけですが、正しいテーマを選ぶことがとても難しい。

「こういうものがあればいい、作ればきっと売れる」というアイデアは、山のように思いつきます。しかし、1つ目のクライテリア、「世の中にないモノ」をクリアできない場合がほとんど。日本で売っていなくても、ヨーロッパやアメリカで売っていたり、商品化されていないとしてもどこかの大学が研究論文を書いていたり、企業が特許を出していたり、というケースばかりなのです。

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