好調カプコン、5期連続増益に秘策はあるか

辻本春弘社長が分析、スイッチ攻略法とは?

「キャプテン・マーベル」「アイアンマン」など米マーベル社の人気キャラがカプコンのキャラと戦う『マーベル VS. カプコン:インフィニット』が今年の目玉作品だ(写真:カプコン)
『バイオハザード』『デッドライジング』『モンスターハンター』など、数多くの人気タイトルを誇るゲームソフト大手のカプコン。同社が4月27日に発表した2016年度決算は、大型タイトルを一挙に投入したことなどで4期連続となる営業増益となった。そして、2017年度は上場来初となる5期連続の営業増益を狙う。
一方、VR(バーチャルリアリティ・仮想現実)の普及やニンテンドースイッチ(スイッチ)の登場など、ゲーム業界は新たな局面を迎えつつある。変化をどうチャンスにしていくのか。辻本春弘社長兼COOに今後の戦略を聞いた(辻本社長の「辻」は正しくは一点しんにょうのもの)。

今期に入っても、バイオとモンハンは好調

――2016年度決算は4期連続の営業増益となった。柱となったのは『バイオハザード7』や『モンスターハンターダブルクロス』で、特にバイオハザードはアクション路線から脱却し、ホラー要素に重点を置く原点回帰を行った。反響はどうか。

今期は100%満足とはいえないものの、増収増益は達成できた。全体としては合格点だと思う。

辻本春弘社長は「『バイオハザード7』のダウンロード販売は非常に好調」と今後の売れ行きに自信を見せた(撮影:尾形文繁)

ただ、バイオハザードとモンスターハンターに関しては、残念ながら事前の販売計画数には届かなかった。

バイオハザードについては、小売店へのパッケージ出荷を慎重に行った結果、店頭の販売数量が伸び悩んだ。一方、モンスターハンターは発売から期末までの期間が2週間しかなかったうえ、一部のダウンロード版で不具合が生じたことで敬遠するユーザーが出てしまった。

とはいえ、ゲーム内容に対するユーザーの評価は高く、その点は非常に満足している。バイオハザードはVRにも対応したが、そちらの反応もよかった。今期に入ってからの販売はどちらの作品も好調だ。

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