嫌われる人の「聞く態度」、よくある7大NGは? 「目線、スマホ、腕組み…」あなたは大丈夫?

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そして、最近特に多くなっている最大のNGが、「会話中なのに、すぐにスマホを見る」ことです。

会話の相手は、スマホでもパソコンでもない

【7】会話中に、すぐスマホを見る

相手と話をするときは、スマホは見ない、触らないというのは当たり前のはずですが、意外にできていない人が多いものです。

また、仕事の打ち合わせのときにノートパソコンでメモをとる人がいますが、そのこと自体はよくても、なかにはずっとパソコンの画面ばかり見て顔を上げない人もいます

スマホやパソコンを見ながら返事をしていると、「話がつまらないのかな」「こちらのことはどうでもいいのかな」と相手に思われてしまいます。

スマホを使うときは「ちょっと調べてみるね」「メールを1本打たせてね」と相手に断って使う、それだけでも相手を不快にさせることは減るはずです。

パソコンでメモをとるときも、画面だけに集中しないで相手の顔を見て返事をするなど、相手に不愉快な思いをさせない「上手な使い方」をぜひ試してください。

【嫌われる人の聞く態度・しぐさ7つ】
・相手に対して「体を正面」に向けない
・上半身を「揺らしながら」聞く
・腕を組み、ふんぞり返って聞く
・「貧乏ゆすり」「髪の毛いじり」はやめる
・「相手を指さす」は要注意
・「目線(アイコンタクト)」がよくない
・会話中に、すぐスマホを見る

 

以上、嫌われる人の「ダメな態度・しぐさ」を挙げてみました。

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子どものころは、「貧乏ゆすりはやめなさい」「人を指さしてはいけないよ」と教えてくれる人が周りにいたものですが、大人になると正面から注意してくれる人も減るものです。

でも、本記事で解説したように、「聞く態度・しぐさ」は、少し意識して変えるだけで、驚くほど好感度が上がるものです。1分でできる簡単なコツはたくさんあります。

ぜひ、「話の中身」もさることながら「話を聞く態度」を磨くことで、仕事でも日常会話でも相手に好かれる「聞き上手」を目指してみてください。

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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