スピーチが下手な人とうまい人の決定的な差 突然、「無茶ぶり」されても慌てないために
これはもちろん、忘年会に限ったことではありません。
「周りの人の気持ち」に配慮し、シンプルに皆が共感できる「いまの気持ち」を伝えることで、その場に適したコメントになるのです。
忙しいときに話を振られたときのポイント
また、忙しいときや仕事に集中しているときに急に上司から「~だよね。〇〇さん?」などと振られることもあるでしょう。そんなときに聞こえないふりをしたり、無視するのは得策ではありません。
上司から急に振られたときはもちろん、同僚、部下、後輩でも、面倒と思っても一度自分の作業を止め、相手のほうに体を向けて、目を見て話をしましょう。
ポイントは体全体を相手に向けることです。そのうえで、作業に集中していてちゃんと話を聞いていなかった場合は、
「あ、スミマセン。今の話よく聞いていませんでした。何のお話でしたでしょうか?」とまずは確認します。
また、返事は「はい、そうです」や「いいえ、違います」だけで終わらせるのではなく、自分の意見や根拠などを付け加えることが大切です。「はい、そうです。つまり……」「いいえ、違います。なぜなら……」というように続けることで、相手に納得感を持ってもらうことができ、後のコミュニケーションを円滑に進めることができます。
突然話を振られることを嫌がる人は多いでしょう。過去に頭が真っ白になってパニックになったなどの経験があって、人前で話すことにトラウマを感じている人もいるかもしれません。しかし、無茶ぶりにうまく対応することができると、上司や同僚の信頼を得ることにつながり、チャンスとなります。
春になり職場の環境が変わった人も多いと思いますが、この機会に「この話を一言で要約すると」どうなるのか、「みんなの代表として話すとしたらどんな言葉が適切か」を日々意識してみると、きっと新たなチャンスに出合えるはずです。
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