「無印良品」が国内で順調に利益を伸ばすワケ

3万円超で激売れのコーヒーメーカーが牽引

無印良品の旗艦店である有楽町店。2015年9月の改装後も好調だ(記者撮影)

「無印良品」を展開する良品計画の好調ぶりが際だっている。4月12日に発表した2016年度(2016年3月1日~2017年2月28日)は、売上高が3332億円(前年比8.4%増)、営業利益は382億円(同11.1%増)と6期連続の営業増益だった。今2017年度についても、会社側は2ケタ増益を見込んでいる。

靴下を値下げし衣料品の客足が戻る

良品計画といえば中国での店舗数が200を超えるなど、海外展開の進む小売業として知られる。ただ、2016年度は前年度より円高が進行したこともあり、好業績を牽引したのは海外ではなく国内だった。

消費の停滞も指摘される中で、国内の既存店売上高は前期比2.1%増を記録。食品ではカレー関連商品や「不揃い宇治抹茶チョコがけいちご」、生活雑貨では「体にフィットするソファ」などが人気商品となった。

競合他社が苦戦した衣料品で“踏みとどまった”ことも大きい。たとえば2006年に投入し、定番商品となっている「足なり直角靴下」。これまで3足1200円(税込み)で販売していたが、昨年8月下旬に3足990円(同)に値下げした。

靴下は衣料品の中でも販売量の多い、いわゆるマグネット商材。靴下を値下げした秋以降は、衣料品の客数が前年を超えるようになった。衣料品では今後も価格訴求を軸にした戦略商品を育成し、客数増につなげていく方針だ。

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