「東京タラレバ娘」アラサー女がハマッた理由

中年やオバサンになるまでの間が長すぎる

 

3月22日(水)に最終話が放映されたドラマ『東京タラレバ娘』。バブル時代を中心に、女性たちの生態を切り取ってきた作家・甘糟りり子が、今回の“タラレバ現象”を考察する。

バブル世代も注目した『東京タラレバ娘』

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

初回の放送があってから、やたらと反応を求められた。同世代の友人から取材で知り合った新聞社の記者までさまざまな女性が、バブル世代の「元女子」が、あの女子会ドラマをどう感じたのかを知りたがるのだ。

あと5キロ痩せ「たら」、もし彼のことを好きになれ「れば」、そうしたら理想の結婚ができる。結婚し「たら」、ささいなことを我慢して「れば」、きっとキラキラした幸せが手に入るはず。絶対そうに決まってる!

『東京タラレバ娘』は、タラの白子やらレバー(のステーキ)なんかをつまみに飲んでは、そんなおとぎ話のようなことばかり言っている30過ぎの女性たちの物語。東村アキコさんの漫画が話題になり、ドラマ化され、巷のタラレバ娘たちに大人気である。アラサーと呼ばれる層だけではなく、もう少し歳上でもハマっている女性が多いらしい。先日、スポーツジムの更衣室で、年齢不詳の派手めな女性たちがこのドラマについて熱く語り合っていた。

「私たち、あの歳の頃、あんなふうにあせってたよねえ」

「そうそう、勝手に疎外感持っちゃって」

「でも、今もそんなに変わらなくない?」

「そうかも。40過ぎたら、もっと開き直れると思ってたのに……」

「若い頃にもうちょっと遊んでいればなあ……」

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