仕事のスピードが速い人の「情報収集」のコツ 良質なインプットが仕事の生産性を上げる

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最近では、電子書籍で買えるものが増えてきたのでできるだけKindleで買うようにしています。ハイライト機能でラインを引いておいた箇所をまとめて見られるなど、あとから検索するのにも優れていますし、自分の気づきなどもメモとして書き込めます。何よりも何冊も持ち運べるのは魅力です。紙の本を裁断してデジタル化する自炊については賛否両論ありますが、私の場合は年間に200冊は購入するため、保管場所が確保できず、BOOKSCANという自炊代行サービスに出しています。

デジタル化のメリット

・メモ:画像か音声

『1時間の仕事を15分で終わらせる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ちょっとしたメモなどは無くしやすいので、すぐに撮影しておくと安心です。またノートもたくさんになってくるとどこに書いたのかさえわかりにくくなるため、これはというページは撮影しておくとよいでしょう。

移動中などにパッとひらめいたことなどはスマホのメモアプリに音声で入力します。キーワード程度でいいならメモアプリ、文字入力できない場合はボイスメモと使い分けています。

紙を持たずデジタル化して保存することのメリットは、

(1)保管場所が不要になりスペースがすっきりする

(2)探すことが圧倒的に楽になる

(3)クラウドに保存しておけば、どこからでも見ることができる

(4)他の人との共有がしやすい

など、仕事のスピード向上を図るうえで、紙からの解放は非常に大きなインパクトがあります。最初に資料をデジタル化するときは手間がかかりますが、紙の資料がなくなった爽快感はそれだけで仕事が速くできそうに思えるくらい気持ちが切り替わります。

大量のインプットとそれを活用する仕組みづくりを生産性向上のインフラとして考える一助となれば幸いです。

清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント

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しみず くみこ / Kumiko Shimizu

アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
大手アパレル企業を経て1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして新規事業戦略立案・展開プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成し遂げられない」との思いから専門領域を人材育成分野に移し人事・人材育成の戦略策定・制度設計・導入支援などのプロジェクトをリード。コンサルティングサービス&SI事業の人材開発部門リーダーとして5000人のコンサルタント・SEを対象とした人材ビジョン策定、育成プログラム企画・開発・展開を担いベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた

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