業績悪化のグリー、エース青柳氏が国内復帰

海外責任者兼務の一方、国内事業を統括へ

「次期社長候補」とも目される青柳氏。グリーの立ち上げ初期に、ドイツ証券から転職した。( 写真は2009年 撮影:今井 康一)

ソーシャルゲーム大手のグリーが、7月中に経営体制を見直すことが明らかになった。主要役員の担当範囲(管掌)を大幅に変更する。

取締役執行役員常務で北米事業本部長の青柳直樹氏が、ネイティブアプリゲームと呼ばれるスマホアプリの責任者に就く(北米事業本部長と兼任)。取締役執行役員副社長で事業戦略本部長の山岸広太郎氏は、ウェブをベースにしたプラットフォーム運営責任者に就任する。

「釣り★スタ」などの人気タイトルを生み出し、国内のネイティブアプリゲームとプラットフォーム運営の責任者を務めていた取締役執行役員常務メディア事業本部長の吉田大成氏は、グッズ販売などを行う子会社の社長に専念する。事実上の降格とみられる。田中良和社長、藤本真樹・取締役執行役員常務最高技術責任者開発本部長を加えた、取締役5人体制はこれまでと変わらない。

「次期社長候補」が成長事業を統括

今回の体制変更の目玉は「次期社長候補」(ベンチャーキャピタル幹部)と目される青柳氏が、国内事業の要となるネイティブアプリゲームの責任者に復帰することだ。ネイティブアプリゲームは、これまでモバイルゲーム市場を牽引してきた、サーバーと通信しながら遊ぶブラウザゲームの次なる成長分野。青柳氏はその開発と運営の現場を統括する。引き続き海外部門も担当するものの、すでに活動拠点は日本国内に移しているようだ。

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