最新「海外進出先ランキング」トップ50 中国のシェア低下の一方で急浮上するインドネシア

✎ 1〜 ✎ 45 ✎ 46 ✎ 47 ✎ 最新
拡大
縮小

成長が期待される巨大市場

そして何よりも人口は世界第4位の2億4000万人弱という大国で、巨大な市場が魅力だ。経済も、04年のユドヨノ政権発足後、安定成長に向かい、10年以降GDP成長率は6%台を維持している。1人当たりGDPは11年に3000ドルを超えた。08年には日本・インドネシア間の経済連携協定(EPA)が発効しており、投資環境は着々と整いつつある。

国際協力銀行による製造業企業の海外事業展開に関する調査(12年)では、インドネシアは中期的有望事業展開先国・地域の第3位(41.8%・複数回答)。また、回答企業のうち83.7%が有望理由を「現地マーケットの今後の成長性」としている。

『海外進出企業総覧』調査では投資目的も質問しているが、インドネシア現地法人についての回答では、トップの「国際的な流通ネットワークの構築」(34.5%)に次いだのは「現地市場の開拓」(26.9%)だった。

今後も、さらなる成長への期待の下、日本企業の進出が続くことだろう。

■海外進出企業総覧

日本企業が出資している海外現地法人(2013年版では約2万5,200社)を収録。中国など注目の国・地域に展開する日系現地法人の把握・分析に最適。海外投資戦略の全容を探るために、また、マーケティング調査などに幅広く活用いただけます。

紙版はこちら
データ版はこちら
深貝 由子 東洋経済『海外進出企業総覧』編集部
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT